ロックボルト長さ測定

ロックボルトとは トンネルには、道路工事に於ける山岳トンネルと地下鉄工事に於けるシールドトンネルとがありその内山岳トンネルのNATM工法において地山の安定の為に打設する鋼棒をロックボルトと言う。

我社に於いてのロックボルト長さ検査測定の実績としては、全国の山岳トンネルの約60%~70%ぐらいのロックボルト長さ測定を施工している。
長さの測定は超音波を用いて測定しますが、超音波の特性上、長さ測定をする場合、その対象物に曲がりがある場合、正確な測定が出来ません。
ロックボルト長さ測定の場合も、同様で、打設時における岩盤固さによる曲がりや、打設後の山の変位による曲がりが発生した場合は、長さ測定が不能な状態になる可能性があります。
日本道路公団が発注する山岳トンネルの大半は NATM工法による施工。

超音波パルス反射法を基本とし、探触子と探傷器の組み合わせを調整する事によりロックボルト先端よりの反射パルスを受信し、デジタル変換機能により長さの測定を可能にした。
ロックボルト長6mまでが対象となります。

ロックボルトの長さ自体、メートル単位で超音波パルスに与える影響は少なくないため、エコー高さが20%以上の波形をロックボルト先端部よりの反射エコーと判断し成績書にはそのしきい値を明記します。
ロックボルトの探傷実験状況